今回は語順と目的語の話をしたいと思います。やっとエスペラント文がでてくるわけですね!
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語順というのは、言語によって重要性が違ってきます。
たとえば、日本語では、
①「小さな赤い花が咲いていた。」
②「小さな花が赤い咲いていた。」
③「花が小さな咲いていた赤い。」
①は正しいですが、②③は間違いです。
日本語では「形容詞はかかる名詞の必ず前」って決まっています。
さらには、「主語は述語より前(倒置を除いて)」というのもあります。
しかし、目的語と主語の順番はどちらでもいいわけで、
「僕は 君に 花を あげる」
「君に 僕は 花を あげる」
「花を 僕は 君に あげる」
「君に 花を 僕は あげる」
のどれでも、おかしい文法ではないです。普通は一番最初の文で言いますけどね。
英語では、日本語と逆で、形容詞の後置修飾は場合によってはありえますが、
目的語と主語の順番は厳密に定まっていますね。主語がきて、それから目的語となります。
さらには、目的語は動詞のあとですね。
○「I give you a flower」
×「you give I a flower」
×「give I you a flower」
2番目の文は下手すると、文の意味が違って見えます。
これはなぜかというと、英語は「助詞」や「冠詞の格変化」を捨てて、
その代わりに語順を徹底させることで文章を洗練させていったからなんですね。
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エスペラントには日本語の「助詞」のようなものが存在します(厳密には格変化ですが)。
とりあえず、わたし あなた 愛する をなんというかというと
わたし ・・・ mi
あなた ・・・ vi
愛する ・・・ amas (実は動詞についてはまだ詳しく話していません。次の項でお話します!)
です。
ざっくり「助詞」を見ていきましょう。
日本語の「は」(主格)・・・・・名詞をそのままの形で使います。
日本語の「を」(体格、目的格)・・・・・名詞の語尾に-nをつけます。
日本語の他の助詞 ・・・・・ 前置詞を使います(主に、alとかporとかde)
実はこれで今回のお話は終わってしまいました・・・!
つまり、「私はあなたを愛する」は、
Mi amas vin.
なわけです…!なんと簡単なんだ。
あなた の vi が目的語だよーということを示すために、-nがついていることに注意です。
ここで、代名詞を覚えてしまいましょう!mi と vi は覚えましたので、
私達 ・・・ ni
あなた達 ・・・ vi
彼 ・・・ li
彼女 ・・・ ŝi
彼ら ・・・ ili
それ ・・・ ĝi
となります。もちろん、これらの目的格は、
私達を ・・・ nin
あなた達を ・・・ vin
彼を ・・・ lin
彼女を ・・・ ŝin
彼らを ・・・ ilin
それを ・・・ ĝin
となるわけです。
Aちゃん「日本語っぽくて覚えやすい!じゃあ『あなたを私は愛する』とかもできたりする?」
よくぞ聞いてくれました。実は、「助詞」のおかげで、「語順はどんなでもいい」んです!
つまり、「彼は彼女を愛する」は
Li amas ŝin.
ŝin amas li.
amas li ŝin.
Li ŝin amas.
どれでもいいことになります!何がすごいって、動詞が主語より前にきてもいいんです。
日本語より自由度がありますね!
しかし、この語順の自由さがある分、作文をする際は必ず-nを忘れてはいけません。
自由は責任あってこそというわけです。
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Bくん「エスペラントって簡単だなー、じゃあ『彼は若い女たちを愛する』も普通に、
Li amas junaj virinojn.
でいいんだ?」
Bくんの文章には実はすごく大事なことが隠されています。本日の肝第二弾とも言えます。
まず、単語を確認しましょう。
juna 若い
virino 女
ですね。Bくんは女達と言いたかったので、複数形の-jをつけて、virinojにしています。
さらにさらに、前回の復習をしっかりしたのでしょう!
複数形に形容詞をつけるときは、形容詞にも-jを付けるということを忘れてないですね!
若い女たちは、Bくんの通り、 junaj virinoj です。
Bくん「何が違うんだ!あってんじゃん?目的語にしたいから名詞だけに-nつけて…あれ…?」
気づいたようです。ここもエスペラントの少し面倒な(だけど便利な)ところなんです。
「目的語にかかっている形容詞の語尾にも-nをつける。」
つまり、若い女たちを は junajn virinojn となります!
juna / j / n virino / j / n
Cくん「メンドクセェエエエエエエエエエエエエ!」
Cくんが吠えましたが、これも逆手をとって、文章を読むときに使えるんです。
どの名詞に形容詞がかかっているか、格の違いから判断できる。
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これで、今回はおしまいです。どうですか?すごく日本語に近くて、馴染みやすいと思います。
ただ、形容詞が変化していくことだけが慣れないかもしれませんが、逆に言えばそれだけです。
しっかり覚えて、次へ進みましょう!
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<単語チェック>
mi
vi
ni
li
ŝi
ili
ĝi
juna
virino
Mi amas junajn virinojn.
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