動詞の補遺とでもいいますか。前の記事で書き残したことについて書きます。
■仮定形と命令形
まず、前回のおさらいです。
不定形 -i
現在形 -as
過去形 -is
未来形 -os
これにさらに、2つあって
仮定形 -us
命令形 -u
があります。まずは仮定形から説明したいと思います。
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仮定形を使う状況は以下のものがあります。
①事実とは逆の仮定を言いたい場合。
②不確実な可能性、想像に基づいている場合。
③控えめな要求や希望、かなり丁寧な言い回しの場合。
・①について
英語でいう仮定法に使うということですね。
「今200万円持ってたら、あの車を買うのにな…」とか
「明日学校休みだったらなあ!」とかですね。
実際、「200万持っていない」ので、「あの車を買うことはできない」です。
そして、「明日は学校がしっかりあるので、学校は休みにはならない」です。
たとえば、
本当のお金持ちならこう言うでしょう。
Mi havas multan monon. (私はたくさんのお金を持っている)
でも、一般人なら、そうは言えず、言えたとして
Mi havus multan monon. (私がたくさんのお金を持っていたらなあ)
となります。現在形は事実を表すのに対して、仮定形はあくまで「空想」なんですね。
ちなみに、「もし~ならば」は接続詞「Se」です。
詳しい仮定法の話は、今度またしましょう。
・②について
「かもしれない」が訳としてはぴったり来ます。
英語では助動詞「may」がありましたが、エスペラントでは仮定形で表せられるわけです。
Li estus dormanta. (彼は眠っているかもしれない) ←寝落ちに対して言えます。
・③について
これは、英語でいえば「would」「could」ですね。丁寧表現です。
I want something to drink. (飲み物が欲しー)
I would like something to drink. (飲み物が欲しいのですが)
の差をあわらせれるわけです。
店先などでは使うといいと思いますが、使いすぎると回りくどさが目につきます。
「何かを頼むときや欲しいとき」だけに使うのにとどめましょう。
仮定形はざっとこんな感じです。
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命令形は、「強い呼びかけ」を表すと思ってください。
命令形と書くぐらいですから、相手(vi)に言えば、「~しろ!」となります。
Iru! (行け!)
ここで vi を省略できるのに注意してください。まあ、英語と同じですね!
では、自分に「強い呼びかけ」を行えばどうなりますか?
Mi iru!
自分に強くそうすることを呼びかける、
すなわち、そうしようと強く思う(決意する)わけですね。
このように、主語がMiの場合、命令形は決意を表します。
Mi iru! (私が行きます。)
では
Ni iru! はなんでしょう?私達に強い呼びかけ…わかりますよね?誘いになるわけです。
つまり、「一緒に~しましょう」という意味になります。英語でいうLet'sです。
Ni iru! (行きましょう!)
三人称を主語にした場合はどうなるでしょうか?彼に「強い呼びかけ」をするわけです。
しかし、彼は会話の中(僕と君)にはいないので、これは間接的な命令になりますね。
Li iru! (彼に行かせろ!)
もう少し柔らかくして
(彼に行ってほしい) という直接の願望も表せれます。
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miやniを主語とする命令形を疑問文にするとどうなるでしょう?
Ĉu mi iru? (私が行きましょうか?)
Ĉu ni iru? (一緒に行きましょうか?)
これは、相手に「~しましょうか?」と願望や要求を尋ねる文になります。
Shall we dance? と一緒ですね。これは「踊りませんか?」です。
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