エスペラントでは特に接頭辞・接尾辞を覚えるべきなんです。
ところで、そもそも 接頭辞・接尾辞とはなんでしょう。
weblio辞書で調べてみました:
「接頭辞とは語の前に付いて派生語を作り、
元の語の意味を補ったり、変えたりする形態素をいう。」
形態素って言葉がなんか難しいですが、要は「言葉の部品」と思えばいいです。
日本語で例を出してみると、一番わかり易いのは「非」や「不」です。
可能 → 不可能
論理的 → 非論理的
・・・などなど、語の前について、元の語の意味を変えていますね。
これらの接頭辞は語の意味を「否定」しています。
一方で、接尾辞は、語の後ろに付くものなんだと分かるでしょう。例えば、「的」や「者」。
悪魔 → 悪魔的 (某漫画で使われましたねw)
絶望 → 絶望的
論理 → 論理的
死 → 死者
科学 → 科学者
「的」は、名詞を形容詞化してますね。
つまり、「名詞の意味の『性質』の部分を抽出して形容詞にする」働きとでも言えます。
「者」は、「その語の動作をしている人」を表す働きがあります。
死者は「死」んでいる人ですし、科学者は「科学をしている」人です。
では、なぜ、接頭辞・接尾辞が大事なのでしょう?
これには、実際に似たような状況を体験してもらうのがいいと思います。
和気藹々(わきあいあい) という四字熟語があります。これ、大体どんな意味でしょう?
「和」という字を見てみるんですね。すると「和やかって感じかなあ」と類推できます。
そう、その言葉自体を知らなくても、その語を構成する部品を見てやることで、
おおよその意味をつかむことができるんです。これが接頭辞・接尾辞の重要性です。
では、なぜエスペラントでは特に重要なのかというと、
「接頭辞・接尾辞が徹底されていて、汎用性がある」からなんです。
日本語や英語のような自然発生の言語では、やはり例外がでてくるものです。
そこでエスペラントの親であるザメンホフは、「いかに例外を少なくするか」を考えています。
例外の少なさは、易しい理解を促し、習得のしやすさを表します。
この例外の少なさは、国際語を目指すエスペラントにとって、とても重要なことなんです。
なので、接頭辞・接尾辞を覚えないのは勿体無いわけです!
接頭辞・接尾辞は、ほとんどどんな単語にも適用できるので、
単語を10個覚えてる人が接辞を3個覚えると、単純計算30個の単語を覚えたことになります。
つまり、
[習得単語数] = [覚えた接辞の数] × [覚えた語根(接辞じゃない部分)の数]
ということになります。
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ここからは数学の話になりますが、ひとつの単語に複数の接辞をつけることも可能ですから、
形式上は、
[習得単語数] = [覚えた語根の数]×2^[覚えた接辞の数]
となります。
試しに、語根を50個、接辞を5個覚えている人がいると、その人の理解できる単語数は
50×2^5 = 1600個 までになります。
最低でも、50×5=250個 です。
いい具合のところをとって、約600語です。
接辞を覚えるのとそうでないのとでは12倍の差がでてくるんです。これは覚えるしかないですね。
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しかも、接辞には、前置詞由来のものもあるので、
前置詞を覚えることで接辞を覚えることにも繋がることがあります。
ここまで書いて、接辞を覚えない人はいないでしょう!
接辞は私達の語彙力を飛躍的に伸ばしてくれます。是非覚えていきましょう!!
※ただ、語根を覚えない限りは、語彙力は伸びません。そこは注意しましょう。
ですが嬉しいことに、語根もヨーロッパ由来のものが多いので、英語に似たものが多いです。
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